鎧 五月人形

鎧飾りの種類を知っておきましょう!

端午の節句に飾る五月人形といえば、鎧や兜、子供大将、武者人形、金太郎など色々ありますが、近年主流(最も売れている)になっているのはコンパクトな兜飾り。

 

そんなわけで、節句人形専門店はどこのお店も例外なく、コンパクトな兜飾りを最も数多く取り扱っています。

 

当然、人形メーカーも兜飾りの商品開発に力を注ぎ、サイズ・色・デザイン・飾り方のスタイルなど種類は多様化し、以前とは比較にならないほど、バラエティ豊かになりました。

 

兜飾りは古き伝統を守りながらも時代と共に進化しているわけですが、それに比べて鎧飾りはどうなのか?というと・・・・・

 

バリエーションの豊富さは、兜飾り以上かもしれません!

 

昔ながらの伝統を受け継ぐ鎧飾りをはじめとし、多様化するお客様のニーズに対応した商品、オリジナリティ溢れる個性的な作品など、人形店に並ぶ鎧飾りの種類は実に豊富。

 

そんな数多くの鎧飾りがある中で、特に目を惹くのは、これまでの概念にとらわれず、作家さんそれぞれの自由な発想・感覚で作り上げられた作品です。

 

例えば、シルバーアクセサリー好きの方に喜ばれそうな、こんな斬新な作品もあります。

 

雄山作 龍王

 

※画像の商品の詳細はこちらからご覧になれます
鈴甲子雄山作 鎧飾り 龍王 7号

 

 

五月人形は鎧飾りが本式とも言われているだけあり、人形メーカーや甲冑師さんたちの鎧に対するこだわりは相当強いようで、毎年趣向を凝らした 独自性の高い作品が登場しています。

 

このように、バリエーションがとても豊富になった昨今の鎧飾りですが、いったいどんなタイプがあるのかを製法や様式、飾り方の違い等で分類・整理してみましたので、「初節句には鎧を飾りたい」と考えている方は、ぜひ購入の参考にしてください。

 

 

製法の違いによる分類

人形店を訪れると、煌びやかで優美な雰囲気が漂う鎧飾りや落ち着いた渋さのある鎧飾り、他にも鮮やかな縅糸が目を惹く鎧飾りや大河ドラマで見たことがあるような鎧飾りなど、本当に色々なタイプが展示されてます。

 

いったいどれだけ種類があるの?というくらい様々な鎧飾りがありますが、実は製法や様式によって大きく分類することができます。

 

まず、上質な素材を用い伝統的な技術と技法を駆使して作られているのが、 京甲冑と江戸甲冑です。

 

京甲冑は装飾金具や金箔を多用した優雅な雰囲気が特徴で、江戸甲冑は和紙や皮革、漆塗りなどいくつもの伝統工芸的な技術を用いて仕上げた渋みのある意匠が特徴です。

 

こちらで詳しく解説しています。
京甲冑と江戸甲冑の違いとは?

 

 

また、京甲冑や江戸甲冑の他にも、戦国武将たちのこだわりが色濃く反映された名将鎧飾りや、既存の様式にとらわれない独特のデザインを打ち出した現代版甲冑(新型甲冑)など、数々の個性豊かな鎧飾りがあります。

 

飾り方の違いによる分類

鎧の飾り方にも色々なスタイルがありますが、最もオーソドックスな飾り方が平台飾りです(平飾りとも呼ばれています)。

 

平台飾りはその名前のとおり、平たい台の上に鎧を飾るスタイルで、鎧の左右に弓太刀を添え、鎧の後ろに屏風を立てるのが一般的です。

 

また、平らな薄い台を用いる平台飾りに対して、厚みのある台を用いたスタイルを高床飾りと呼びます。

 

その他、ガラスやアクリルのケースの中に鎧や弓太刀を固定したケース飾りや、飾り台の中に鎧や弓太刀、屏風を収納できる収納飾りなどがあります。

 

なお、伝統的な飾り方に段飾りというものがあります。こちらは三品揃い(軍扇・陣太鼓・陣笠)や鯉のぼり、吹き流しなどを豪華に飾り付け、見応えは抜群です。

 

ただし見応えはありますが、その反面かなり大型になるので、飾る場所や収納場所には相当広いスペースが必要となります。

 

そのため、今では段飾りを選ぶ方は非常に少なく、人形店に展示されている商品数もあまり多くはありません(段飾りを一切展示していない人形店もあります)。

 

仕様の違いによる分類

仕様の違いとは、見て楽しむための鎧飾り(観賞用鎧)か、見て楽しむ+身に付けて楽しむための鎧飾り(着用鎧)かということです。

 

一般的に節句のお祝いに飾る鎧は観賞用として作られています。

 

決して身に付けるためのものではなく、あくまでも観賞を目的に作られている鎧なので、着用することはできません。

 

比較的大きな12号サイズや15サイズの鎧なら、「身体の小さい赤ちゃんに着せることができるんじゃない?」と思う方がいるかもしれませんが、金属の素材を多用しているため非常に危険です。

 

絶対に観賞用の鎧を着せたり、兜を頭に被せたりしないで下さいね。

 

お子様にどうしても鎧を着せたいという方は、観賞用ではなく着用鎧をお求めになって下さい。

 

ただし、着用鎧は3歳くらいからの子供を対象に作られているので(商品によって対象年齢は異なります)、初節句を迎えたばかりの小さな赤ちゃんに着させてはいけません。

 

初めの数年は観賞用として飾るだけで、着用できる年齢になったら思う存分記念撮影などをして、着用鎧の醍醐味を楽しんで下さい。

 

鎧飾りの値段の目安を知りたいという方はこちら
鎧飾りの相場

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