五月人形の種類

端午の節句の飾り物にはどんな種類があるの?

端午の節句に用意する飾りものは、家の中に飾る「内飾り」と屋外に飾る「外飾り」の大きく二つに分かれます。

 

このうち、鯉のぼりや武者幟などの外飾りは男児の立身出世を願って建てるもの。

 

そして鎧や兜などの内飾りは男の子の健やかな成長を願って飾るものです。

 

このように内飾りと外飾りでは、それぞれに込められた意味が違うため、本来は両方の飾りを用意することが望ましいとされています。

 

 

しかし現代の住宅事情を鑑みると、鯉のぼりや武者幟を自宅の庭に揚げるのはなかなか難しいと思います。

 

そのため、最近は外飾りを省略して内飾りだけ用意するという家庭が増えていて、特に都市部の人形店では内飾りだけを買っていく方がほとんどだそうです。

 

そんなわけで、マンション住まいの方も多い昨今、必ず内飾りと外飾りの両方を用意しなければならないという風潮はさほど強くないようですので、住環境に合わせて「内飾りだけを用意する」か、あるいは「内飾りと外飾りの両方を用意する」かを選択すれば良いと思います。

 

 

それでは、 端午の節句のお飾りにはどんな種類があるのかをまとめてみましたので、ぜひご覧になっていただき、五月人形選びの参考にしてください。

 

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外飾りの種類

鯉のぼり

鯉のぼり 画像

 

鯉のぼりは、全国的に馴染みのある外飾りの代表格。

 

鯉は池や沼でも生息できる、とても生命力の強い魚です。

 

また、中国には「龍門という急な流れの滝を登りきった鯉が、天に昇って龍になる」という古い言い伝え(登龍門伝説)があります。

 

これにちなんで、「鯉のように強く逞しく、健やかに成長して欲しい」という願いや、「子供が、どんの試練にも耐えて、立派な大人になれるようにしない」という立身出世の願いが鯉のぼりには込められています。

 

ちなみに自宅に広い庭はないけれど、「我が子のためにどうしても鯉のぼりを揚げたい」という方に向けて、最近はベランダに設置するタイプの鯉のぼりセットも販売されてます。

 

ベランダ用鯉のぼりは意外と種類(サイズ・デザイン)が豊富で、更に価格帯も幅広いので、「マンション住まいだから鯉のぼりを挙げられない・・・・・」と諦めていた方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

なお、初節句に飾る鯉のぼりは、6点セット(黒鯉、赤鯉、青鯉、吹流し、矢車、ロープ )が基本です。

 

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武者絵幟

武者絵幟 画像

 

武者絵のぼり 商品一覧

 

武者絵幟(むしゃえのぼり)とは戦国武者や合戦をテーマにした図案をはじめとし、力強い龍虎の図、日本昔話の英雄としてお馴染みの金太郎や桃太郎、 魔除け・厄除けの鍾馗(しょうき)などの絵が、色鮮やかに描かれた幟旗のことです。

 

数々の図柄がある中で特に多いのは、上杉謙信、武田信玄、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、加藤清正といった戦国武将たちの姿。

 

勇猛果敢な武者を描いた旗が多いことから武者絵幟と呼ばれています(ただし、武者絵幟という名前は全国一様ではなく、地域によって武者幟、節句幟、五月幟、絵のぼりなど、様々な呼び名があります)。

 

もともと幟は、神様が天国から下界へ降臨する際の目印という意味を持っていたようですが、端午の節句の武者絵幟は、男の子の誕生を祝うとともに、天の神様に我が子の無病息災や立身出世を願って飾るものです。

 

ちなみに全国的に馴染みのある鯉のぼりに対して、武者絵幟は主に九州、中部、甲州など限られた地域の風習です。
※人形店のスタッフさんに聞いたところ、栃木や福島、愛知の一部地域でも五月の節句に武者絵幟を飾る習慣があるそうです。

 

なお、鯉のぼりと同様に、最近の住宅事情に合わせてベランダに設置するタイプの武者絵幟や、家の中にも飾れる手軽でコンパクトなサイズの商品も販売されています。

 

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内飾りの種類

兜飾り

兜飾り 画像

 

兜や鎧は戦の場で武士たちが身を守るために使用した、とても大切なもの。

 

これが転じて、端午の節句に飾る兜は、子供を事故や病気などの災いから守り、身代わりになって災厄を受けとる「御守り」という意味を持っています。

 

内飾りには武者人形や金太郎、鎧飾りなど、様々な種類がありますが、その中で最も売れているのが兜飾りで、今や五月人形の代名詞とも言える存在です。

 

兜飾りの人気の理由は、近年の住宅事情にマッチした、コンパクトサイズの商品が充実していること。しかも平台飾りやケース飾り、収納飾りなど、タイプも色々。

 

昔ながらの兜飾りが好みの方は黒塗りの台に金屏風を合わせた平台飾り、飾り付けや片付けに手間をかけたくないという方はケース飾り、とにかくコンパクトに収納したいという方は収納飾りというように、生活のスタイルや嗜好に合わせて幅広く選択できるのも魅力です。

 

また、兜飾りはデザインも豊富で、伝統的な意匠を再現した京甲冑や江戸甲冑、 上杉謙信や伊達政宗など戦国武将の兜を模した名将兜、現代的なアプローチを施した新型甲冑など、多種多様な作品が販売されています。

 

兜飾りの種類をもっと詳しく!

 

鎧飾り

鎧飾り 画像

 

平安豊久の五月人形 鎧飾り 12号 金華

 

頭から足の先まで身を守るもの全てを備えた鎧飾りは、兜飾りと同様に、子供を災いから守るための「お守り」として端午の節句に飾るもの。

 

兜飾りも鎧飾りも、どちらも御守りの役目として昔から親しまれてきた五月人形ですが、伝統的な云われでは、頭部を守るための防具である兜飾りは略式、甲冑全てを象った鎧飾りは本式と考えられています。

 

鎧飾りは一般的に大型サイズの作品が多いですが、その魅力はなんといっても他の五月人形にはない圧倒的なボリューム。

 

存在感抜群の鎧飾りは、初節句をより豪華に、より勇ましく演出してくれます。

 

なお、「豪華さ」「存在感」という点では申し分のない鎧飾りですが、その反面、サイズが大きいだけあって飾り場所や収納場所には広いスペースが必要です。

 

そのため、コンパクトな商品が人気を集めている今の時代、「鎧飾りは大きくて置き場所に困る」と敬遠されがちですが、最近は飾る場所も収納場所も省スペースで収まる商品が続々登場しています。

 

鎧飾りの種類をもっと詳しく!

 

子供大将飾り

 

子供大将飾りとは、愛らしく凛々しい表情をした男の子が、鎧兜を身に纏った姿の五月人形。

 

簡単に言えば、武者姿をした子供の人形です。

 

子供大将飾りも身を守る防具を備えていますので、兜飾りや鎧飾りと同様に「お守り」という意味を持っています。

 

子供大将飾り 画像
※画像の商品の詳細はこちらからご覧になれます
真多呂人形 子供大将飾り 五月童

 

 

子供大将の魅力は、どこかあどけない表情をした人形のお顔。

 

鎧飾りは力強く勇壮ですが、顔の部分(面頬)が苦手という方も少なくないようです。

 

その点、子供大将飾りは、勇壮な甲冑を身に着けながらも可愛い表情をした子供顔の五月人形ですので、鎧飾りが苦手な方も親しみやすいと思います。

 

武者人形飾り

 

武者人形とは、歴史上・伝説上の英雄や昔話の登場人物を模した、勇ましい姿の人形のこと。

 

金太郎、桃太郎、牛若丸、弁慶、鍾馗(しょうき)、神武天皇など様々な種類がありますが、人間を模した人形(ひとがた)の五月人形を総じて武者人形と呼んでいます。

 

金太郎ケース飾り 画像
※画像の商品の詳細はこちらからご覧になれます
真多呂人形 金太郎 まさかり(ケース付き)

 

 

有名な伝説のヒーローたちをモデルにしたこれら武者人形には、「勇ましい男の子に育つように」との願いや、「子供の身代わりとなって災厄や穢れから守る」という意味が込められています。

 

ちなみに、五月の節句に武者人形をメインとして飾っても何ら問題はありません。

 

ただし、最近は親戚や兄弟、友人が初節句のお祝いに贈るものというイメージが定着しているため、鎧や兜がメインの飾りで、武者人形は脇飾りという位置付けになっています。

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